第2話の最後にはただ散歩しているだけなのに警官に職務質問に合うという珍事が起こりましたが、残すは浜松城公園入口に帰るだけ。
万歩計は約2000歩を計測。だいぶ汗ばんできました。
さぁラストです。一緒に歩いて行きましょう。

職務質問されながらも気になっていたのは赤いレンガ造りのトンネル。
ちょっとモダンな雰囲気のトンネルは亀山トンネルという名前だそうです。

亀山トンネルは、かつてこのあたりを走っていた「軽便鉄道奥山線(遠州鉄道奥山線)」の線路として使われていたトンネルで、当時の路線は1964年に全線廃止されましたが、こちらのトンネルは通学路として、サイクリングロードとして、地元の方の交通路として利用されているそうです。

ちなみにラッキョウ軽便というのは、煙突の形がラッキョウに似ていたのでそう呼ばれていたそうですよ。
そういえば最近、ラッキョウを食べてない。
夏こそカレーにラッキョウ!! …な〜んての考えてたら食べたくなってきました。腹へってきた〜。

カレーに想いを馳せる画像を準備していたつもりが、いつのまにか新興宗教カレー教のような怪しい画像ができました。

ところでトンネルって何か不思議な魅力がありませんか?
この先に行くと何処か知らない街へ連れて行かれるような…。ゾワっとした気持ちになります。
流行りの異世界系…というよりイメージ的には諸星大二郎な世界観。
諸星大二郎ビギナーのアナタに。オススメの作品は不安の立像夢みる機械などの短編集です。
得体の知れない世界へとゾゾゾっと連れて行かれそうな気持ちになりますよ〜。
今回は時間がないので、異世界に迷い込むことはやめておきましょう。

日に焼けた謎のポスター。
ちょっとエッチなお店のポスター?と大喜びして近づいてみると…

文化祭情報募集♪ 実行委員様 クラス展担当者様へ 開催ポスターをお持ちいただければ店頭にてご紹介します。
と書いてあります。
近隣の高校や大学…例えば浜松開誠館を対象とした広告だったのでしょうか。
残念ながらポスターの右部分は日焼けがひどく、詳細までは確認できませんでした。

テクテク歩いていると、アミ鹿谷というマンションを発見。
一見するとただのマンションだけど…。玄関が4つ密集して並んでいます。
外側の2つの入口はともかく、内側のドアから入るとどんな間取りなんでしょう。

〈考察1〉4つの扉のうち1つが正解

〈考察2〉双子専用のマンション

〈考察3〉入口専用ドア・出口専用ドア

気になって「アミ鹿谷」でググってみたら…。あぁ、な〜るほど。
知ってしまうとなんてことない。
興味のある方は検索を。妄想したい方はどうぞごゆるりと。

アミ鹿谷の裏の道を下っていくと、静かな通りがさらに静かになっていきます。
不意にネコが横切っていきました。(残念ながら撮影ならず…)
ネコが通っていった脇道を追ってみると…。

アレ?? 行き止まり…。
ここで一句。「ネコちゃんや。いったいどこに、行ったのか」
奥の細道にかけて、猫の細道という企画を思いついたのですが駄句でした。
封印。ドロン。

そんなことを考えているうちに、浜松市 茶室 松韻亭という看板を見つけました。
こんなところに市の茶室があったのってご存知でしたか。
ちょうど中から着物のお姉さんが出てきたのですが…。
zattaライタータテイシの今日の服装をフレンチ風に言うと、ヨレヨレのシャツに搾りたての汗をかけて…状態です。
ドレスコードがあったらどうしよう。いや…民営ならともかくここは市営。
こう見えてちゃんと市民税を納めています。行ってみましょう。ウリャっ!!

スンと静かな池が迎えてくれました。

せっかく趣のある池なのに。こんな看板。
こんなところで釣りをやるヤツがいるんですね…。
さすがにちょっと考えればダメってことくらい分かると思うのですが…。

敷き砂利の道を少し歩くと、松韻亭が見えてきました。

入口には総合受付とかかれた机があり、だいぶご年配のお姉さまが鋭い眼光で座っていらっしゃいます。
「失礼しまーす。入っていいっすかー。」

必殺!! 裏千家ビーム!!(※眼光はイメージです)

「こちらは当日券の方は入れません。」
へっ!!??? そうなんすか。前売券がないと入れないのね…。
ってキョドってたら「呈茶サービスはこちらですよ〜」って教えてもらいました。
一般の方でも普通に入れるのは隣の入口。
どうもこの日は裏千家の方々が月に1度のお茶会イベントをしていたそうでした。
裏千家のお姉様の眼光に一瞬殺されるかと思いましたが、よかったよかった。

綺麗な日本庭園を眺めながら、お抹茶とお茶菓子がついて、

なんとっ今なら、たったの400円!!

ジャパネット風に言ってしまいましたが、今ならではなく基本的にいつでも400円です。(2021年現在)
ちなみに和菓子は写真を撮るまえに食べようとして楊枝を入れてしまったため割れています。

お茶菓子をいただき、茶碗を2度回して一服。
結構なお点前でした。ごちそうさまです。

日本庭園の散策も可能です。

離れの茶室、萩庵。ここでお茶のイベントをすることもあるそうです。

離れの茶室があったり、

待合と呼ばれる場所。

待合とよばれる場所があったり。
ちなみにこの待合というのは、茶室に招かれたお客さんが待つ場所なんですって。合図があると茶室の亭主が迎えてくれて、茶室に入ることができるんだって。
これも松韻亭の方に教えていただきました。ハァ〜勉強になる。

松韻亭を出たら万歩計チェック。
只今2930歩。もうすぐ3000歩です。
浜松城公園入口まではもう少し。キバって歩いて行きましょう。

不意に公園が現れました。木の向こうにはコンコルドが見えています。
ここは冒険広場と呼ばれる公園。隣には夏に解禁されるプールがあります。
中央芝生広場とちがって遊具が多いのが特徴です。


…ん〜。
この公園。記憶がある…。

…ん〜。
…んっ!!
この遊具っ!!

幼稚園の頃に遊びにきた記憶があるっ!!

実は幼稚園の頃に近所の仲良し家族で集まって、ステーキのあさくまに来た記憶があるんです。
その時に公園で遊んだ憶えがあって…。記憶がフラッシュバックしてきました。
ココっ!! ココなんですっ!! 思い出したーーー!!

この遊具も記憶があるっ!!
でも使用禁止になっているみたい。
だって40年ほど昔に使われていた遊具だものね。
それにしても懐かしいっ!!

ひとしり思い出に浸り…
あとは浜松城公園に戻るだけ。
ちょっと名残惜しい気もしますが、今回の旅はこれにて終了。
なんやかんやとお店を廻って話し込んでいたので、2時間ほどの散歩になりました。

では万歩計を最終確認。

ジャーーーーン!!

3863歩!! 惜しい。もうすぐで4000歩!!
とはいえ、普段はデスクワークでほとんど動かないので、だいぶ運動になりました。
少しだけ膝がカクカクしてます。

これにて浜松城公園一周の旅は終了。長い文章お付き合いありがとうございました。
少しだけでも散歩の臨場感が伝わったでしょうか。
次回はどこかへブラヒロシ。zattaでまたお会いしましょう!!
シーユー!!